オーガニックなドッグフード、アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトにもデメリットはある
アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトは、オーストラリアのシドニーを拠点としているペットフードブランド、ナチュラルセレクトが販売しているドッグフードです。
ドッグフードの材料としてはとても珍しいエミューのお肉やお魚を組み合わせて作られているアーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトは、アレルギーになりにくくデメリットの少ないオーガニックなドッグフードとして注目されています。
こうしてみると安心度の高いプレミアムドッグフードのように思えるアーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトですが、原材料を見てみるとデメリットもいくつか見られます。
まずはどんなドッグフードかを知った上で、メリット・デメリットをじっくり見極めていきましょう!
アレルギーに配慮したドッグフードであるアーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルト
アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトの特徴 |
1. 品質と安全性の高いオーストラリア原料を凝縮 大自然に恵まれたオーストラリアから確かな品質の原材料を愛犬のために選んでいます。ブッシュタッカー(伝統ある食材)からは高たんぱくの赤身であるエミュー肉を、オーストラリア東部からニュージーランドにかけての豊かな漁場からは良質なたんぱく質源である鮮魚を、大地からはできるだけのオーガニック野菜を組み合わせ、愛犬に毎日おいしく安心して食べてもらいたい気持ちを目一杯商品に詰めています
脂肪分を調整しながら質の高いタンパク質をとるために、グレヴィレア・アダルトはエミュー肉を使用。エミュー肉は高タンパク低コレステロールで、脂肪分は牛の3~4分の1。皮下脂肪と肉の部分ははっきりと分離しているため、脂肪部分はエミューオイルとしてエッセンシャルオイルのベースや食用として活用されています。肉質部分は赤身でにおいもなく、人用の食材としてオーストラリアから世界中に輸出されています。
魚は犬にとって貴重なたんぱく質のひとつです。オーストラリア東部~ニュージーランドの豊かな漁場からの2種類の魚を使用しています。オーストラリアンマッカレル(サワラ)は美味な白身魚でオーストラリアではフィッシュ&チップスの素材として使われています。テイラー(アミキリ)も同様に良質な白身魚で、オーストラリアの食卓に並ぶ、釣り人にも人気の魚です。魚は成長ホルモン剤や抗生物質などの心配のない優れたたんぱく質源です。他のたんぱく質源にアレルギーを持つ愛犬にもおすすめです。 どちらも、皮、尾ひれ、大骨を取り除いたものを使用しています。
2. 低アレルゲン仕様 Grain Free & Organic 毎日の主食となる大切なフードです。低アレルゲンたんぱく素材に認定オーガニック素材を合わせ、さらに穀物のグルテンにアレルギーを持つ愛犬のためにノーグレイン(穀物不使用)で構成しました。 柔らかい殻に包まれた小さな粒には豊富な栄養素が凝縮されており、植物の中ではオメガ3脂肪酸を最も多く含み、特徴的な2種類の繊維質をはじめアミノ酸、糖質なども含んでいます。オーガニック認定を取得しています。
シソ科の植物であるチアの種子には人にも犬や猫にも大切な栄養がぎっしり詰まっています。アレルギーと密接な関係にあるオメガ3脂肪酸を植物の中で最も多く含有し、同時にオメガ6脂肪酸も含んでいます。また、うれしいことに数種類のフラボノイドによりα-リノレン酸の酸化を防いでいると考えられています。アレルゲンとなるグルテンを含まず、腸の健康維持をサポートする食物繊維が豊富です。 4. M.L.M ~アーガイルディッシュ コンセプト オリジナルの栄養バランスで健康を応援します。 MLMとは、①MIDDLEたんぱく ②LOW脂肪 ③MIDDLEカロリーを表しています。 愛犬たちの健康に必要な栄養素は多すぎても少なすぎても良くありません。栄養学の研究者とともに設計したアーガイルディッシュオリジナル日本仕様のフードです。 |
エミュー肉とは? エミュー(dromaius novaebollandie)は走鳥類(ratite)に属し、いわゆる飛ばない鳥です。同じグループにダチョウやニュージーランドのキウイ(Kiwi)がいます。成鳥の背丈は160-180センチほど、ちょうど人間の大人くらいで、体重は35-55キロほどになり、ダチョウを一回り小さくした容姿をしています。 エミューはオーストラリア原産で、現在は野生のエミューは国によって保護されています。(例外として原住民であるアボリジニNgangganawili aboriginal communityは捕獲は認められています)。商用に利用されるエミューファーミングは1976年に西オーストラリアから始められ、現在はオーストラリア各地で商用繁殖されています。エミューはアロマセラピーのベースオイル、皮革製品、もちろん肉製品などに利用されています。
エミュー肉の特長~ エミュー肉は高タンパク、低脂肪、低カロリーであり、脂肪率は牛の1/3の約4%ほど、カロリーはベニソン鹿(189Kcal)、バイソン(237Kcal)、牛(255Kcal)、七面鳥(235Kcal)と比較しても164Kcalと一番低く、鉄分が多いのも特徴です。リーンビーフ(脂身の少ない牛肉)のような食感と風味です。 エミュー飼育は現在オーストラリア各地で行われています。FLOCKS(群れ)で生活する習性があり、その習性を利用し、生後12週間までの子供は、一度に400羽までの制限で飼育します。しかし最低1羽あたり5㎡のスペースを確保することが義務付けられています。成長段階にあわせ群れの数を減らし、生後1年から1年半までは1ヘクタールに175羽までの割合で屋外柵の中で飼育されます。その後成鳥になった時点で18-24羽を1ヘクタール当たりで飼育します。エミューは牧草、果物、木の葉、小さな虫などを食べる雑食性で、砂漠でも生きられる繁殖力をもっており、野生のエミューは季節ごとに移動して生活します。一方飼育されているエミューは穀類を食べて成長します。安全なオーストラリア産のもののみを使用しています。 エミューの飼育基準についてはDepartment of Environment and Resouce Managementによって細かく定められ、飼育にもライセンスが必要で、製品肉もAQIS(オーストラリア検疫局)によって検査および認可を受けた上で輸出されるなど、多くのプロセスを経て商品化されます。 諸外国でBSEや鳥インフルエンザが発生以来、これまでオーストラリアのエミューにおいて発生したケースはありません。 |
原材料 |
オーストラリアンマッカレル(サワラ)、テイラー(アミキリ)、エミュー肉、じゃがいも、さつまいも、タピオカ、キヌア、アマランサス、アルファルファ、スクアッシュ、チアシード、りんご、ブラックカラント、パセリ、亜麻仁油、ブルーベリー抽出物、乾燥昆布粉、ガーリック粉、ユッカ、クロレラ、ネトル、ダンデライオン(根)、カモミール、スイートフェンネル、ビタミン&キレートミネラル(*1)
(*1) ビタミン(ビタミンA、ビタミンB1、B6、B12、リボフラビン、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸、塩化コリン、L-アスコルビン酸、ビタミンD3、葉酸)、β-カロテン、アミノ酸亜鉛キレート、アミノ酸鉄キレート、アミノ酸マンガンキレート、アミノ酸銅キレート、ヨウ素酸カルシウム、塩化カリウム、亜セレン酸ナトリウム、アミノ酸類(アルギニン、トリプトファン、リジン、L-カルニチン)、タウリン、イオウ、クエン酸 |
成分分析値 | |
粗タンパク質 粗脂肪 オメガ6脂肪酸 オメガ3脂肪酸 |
28% 以上 9% 以上 2.5%以上 |
代謝エネルギー(ME) 340Kcal/100g |
犬も人間と同じように、様々な食物に対してアレルギーを発症するリスクを抱えています。特に、単一のお肉をずっと食べているとそのお肉に対してアレルギーを起こしてしまうことが多いです。
例えば牛肉やチキンなどは多くのドッグフードに使われているため、しばしばアレルゲンとなってしまいがちです。
アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトはドッグフードの持つアレルギーに関するデメリットに配慮し、オーストラリアンマッカレルと呼ばれるサワラの一種やテイラーという魚、そして日本人にとってはあまり馴染みがないエミューのお肉を原材料としています。
他のドッグフードにはほとんど使われていないだろうこれらの原材料なら、犬がアレルギーを起こすリスクはかなり低く抑えられますね。
アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトはその他の面でもアレルギーに配慮しており、小麦などアレルゲンになりやすい穀物は使われていません。アレルギーに関するデメリットやリスクはほとんどないといえるアーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルト。しかし、その他の面に目を向けるといくつかのデメリットも見えてきます。
犬にとっては消化しにくい穀物が使用されているというデメリット
小麦やとうもろこしといった穀物こそ使われていないものの、キヌアやアマランサスといった穀物は含まれているアーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルト。
キヌアもアマランサスも人間が食べる物として見れば栄養価が高くヘルシーな食材として有名ですから、名前を聞いたことがある方も多いかと思います。
ただし、それは雑食であるヒトから見た場合の話です。
肉食動物である犬からすれば、どんなにヘルシーで栄養価が高くても消化しにくい穀物であり、アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトのようにドッグフードに含まれていればデメリットともなるのは小麦やとうもろこしとも同じですよね。
アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトはグルテンフリーでアレルギーには配慮されているものの、消化しにくい穀物が使われているというデメリットは少し気になります。
高GI食材であるじゃがいもやタピオカが使われているというデメリット
カロリーが低く高タンパク質なお魚やエミューのお肉を使って作られているアーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトですが、残念なことにじゃがいもやタピオカといった高GI値の食材も使われています。
たとえ必要以上にカロリーを抑えなくても良いアーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトのような成犬向けのドッグフードであっても、高GI値の食材が使われていることは大きなデメリットです。
肉食動物である犬は、元々炭水化物をあまり摂らなくてもいいような体の構造をしています。タンパク質や脂質から充分なエネルギーを確保できるようになっているのです。
こういった体の構造をしている犬が、糖質が高く血糖値の上がりやすい食材であるじゃがいもやタピオカを食べてしまうと、当然栄養過多で肥満の原因にもなります。
運動量の多い子ならあまり気にならないかもしれませんが、無視できないデメリットであることは確かです。
せっかく高タンパク・低カロリーなお肉を使っているアーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトであるにもかかわらず、じゃがいもやタピオカといった食材のためにカロリーで見る以上に太りやすい栄養バランスになっていることは充分留意すべきデメリットですね。
メリットとデメリットのバランスで選ぶドッグフード
アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトは、アレルギーに配慮しているという点から見ればとても優秀なドッグフードです。
ドッグフードによく使われているお肉にアレルギーを持っている子からすれば、アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトは、穀物が含まれていること、高GI食材が使われていることなどのデメリットがあったとしても充分魅力的なドッグフードであるといえるでしょう。
一方、特にアレルギーを持っていない子にとっては、これらのデメリットが気になるポイントになりますね。
アーガイルディッシュ グレヴィレア・アダルトは繊維質がやや多めであるという特徴もあり、犬の体調によってはメリットとなりますが、場合によっては消化しにくく胃腸系の不調を招くデメリットともなり得ます。
愛犬の体調や体質、アレルギーなどとも合わせて、メリットとデメリットのバランスを考えて選ぶようにしましょう。
安全で犬の健康に良いドッグフードの選び方
品質の悪いドッグフードや、安全性の低いドッグフード、原材料に穀物を含んだドッグフードを与え続けると、
食いつきが悪くなる
フードを吐き出す・食べなくなる
食物アレルギーになる
消化不良を起こす
胃腸が弱くなる
原因になるため、愛犬のドッグフード選びは、ドッグフードの原材料にどのような素材や成分が含まれているか、添加物が含まれていないか等を細かくチェックする必要があります。
ですが、数多くあるドッグフードの中から、どのドッグフードを選ぶのが正解なのか、ドッグフード選びで失敗しないのか、わかりづらいと思いますので当サイト管理人が、かかりつけの獣医師さんに頂いたアドバイスを元にしたドッグフード選びのポイントについてご紹介したいと思います。
ドッグフードを選ぶときに大切な6つのポイント
※当サイト管理人が以前、かかりつけの獣医さんに教えて頂いた情報を基にしています
|
>>ドッグフード選びで大切な6つのポイントを基準にしたドッグフードのおすすめランキングBEST3はこちら
ドッグフードを選ぶときに大切な6つのポイント① 栄養バランスが良い
愛犬の健康を維持するために、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、をバランスよくとることができるドッグフードを選ぶが重要です。
- タンパク質が多すぎる
- ビタミンが少ない
- ミネラルなどの鉄分が多すぎる
などドッグフードに含まれる栄養バランスにかたよりがあると、
- 免疫力が下がる
- 毛つやが悪くなる
- 怪我をしやすくなる
- 病気がちになる
- 痩せてしまう
- 食欲が減る
などの原因になりますが、愛犬が、栄養バランスのいいドッグフードをたべることで
- 毛なみがよくなる
- 毛づやがよくなる
- 体が丈夫になる
- 免疫力が高まり健康を維持できる
ので、毎日を元気よく過ごすことができるようになります。
※AAFCOのドッグフード養分基準
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/12/2/12_81/_pdf/-char/ja
そのため、
- たんぱく質が50%程度
- ビタミンが40%程度
- ミネラルが10%程度
含まれる、栄養バランスのいいドッグフードを選ぶと自然と食いつきも良くなるのでおすすめします。
ドッグフードを選ぶときに大切な6つのポイント② 安全性
愛犬の健康を維持するためには、安全性が高いドッグフードを選ぶことが重要です。
安全性が低く、低品質なドッグフードを食べつづけると、
- 体調が悪くなる
- 病気がちになる
- 食欲がなくなる
- 免疫力が下がる
ので注意が必要しなければなりません。
- 環境庁が定めるペットフードに含まれる成分規格の基準
分類 | 物質等 | 定める量(μg/g) |
---|---|---|
添加物 | エトキシキン・BHA・BHT | 150(合計量) 犬用にあたっては、エトキシキン75以下 |
亜硝酸ナトリウム(注) | 100 | |
農薬 | グリホサート | 15 |
クロルピリホスメチル | 10 | |
ピリミホスメチル | 2 | |
マラチオン | 10 | |
メタミドホス | 0.2 | |
汚染物質※ | アフラトキシンB1 | 0.02 |
デオキシニバレノール | 2(犬用) 1(猫用) |
|
カドミウム | 1 | |
鉛 | 3 | |
砒素 | 15 | |
BHC (α-BHC、β-BHC、γ-BHC及びδ-BHC、の総和をいう。) |
0.01 | |
DDT (DDD及びDDEを含む。) |
0.1 | |
アルドリン及びディルドリン (総和をいう。) |
0.01 | |
エンドリン | 0.01 | |
ヘプタクロル及びヘプタクロルエポキシド (総和をいう。) |
0.01 | |
その他 | メラミン(注) | 2.5 |
出典 環境庁ホームページ https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/petfood/standard.html
ペットフードやドッグフードの原材料にふくまれる添加物に関し、成分規格の基準が環境庁により定められていますが、酸化防止剤(ペットフードやドッグフードが酸化し、傷んでしまうを防ぐために利用される)のエトキシキンやBHA/BHTは発がん性物質で、
- ガンを発症する
- 血管や内臓から出血し死亡してしまう
などの原因になり、人間が食べる食品にふくめることを日本の法律で禁止されている物質なので、愛犬にも食べさせるべきではない添加物です。
また、肉副産物と呼ばれる4Dミート(4つの頭文字をとった総称の)
DEAD/動物の死肉
DISEASED/病死した動物の肉
DYING/死にかけの動物の肉
DISABLED/障害のあった動物の肉
が原材料に含まれるドッグフードを愛犬が食べ続けると
- 毛なみや毛づやが悪くなる
- 抜け毛がふえる
- フードを食べなくなる
- フードをはきだしてしまう
- 目やに・涙やけができる
などの原因になるため、
人工添加物 | エトキシキン BHA BHT 赤色3号 赤色40号 赤色102号 赤色105号 青色2号 ソルビトール キシリトール グリシリジン・アンモニエート ビートパルプ コーンシロップ 亜硝酸ナトリウム プロピレングリコール ソルビン酸カリウム |
---|---|
4Dミート |
◯◯ミール |
人工添加物/4Dミートが原材料にふくまれない、無添加で安全性が高いドッグフードを選ぶと、食べているうちに愛犬も違和感なく食べれ、食いつきもよくなるのでおすすめです。
ドッグフードを選ぶときに大切な6つのポイント③ 動物性たんぱくの量
愛犬の健康を維持するためには、原材料の主成分が動物性たんぱく質でつくられているドッグフードを選ぶのが重要です。
動物性たんぱく質は
- 健康的でじょうぶな愛犬の体づくり
- 免疫力の向上
- きれいで、つやのある毛なみの維持
に必要な栄養素なだけでなく、デリケートな犬の胃腸にもやさしい食材で、とくに、おすすめできるのが、鶏肉や魚肉です。
鶏肉や魚肉は牛肉や豚肉よりも高たんぱくでヘルシーな食材で、良質な脂質を含むだけでなく、愛犬の健康維持に必要なビタミンや脂肪酸を効率よくとることができるメリットがあります。
出典 環境省ホームページ https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/3.pdf
それだけでなく、鶏肉や魚肉の野性的な香りが強いフードを好む傾向があり食いつきがいいので、鶏肉や魚肉がメイン原材料のドッグフードを選ぶのがおすすめです。
ドッグフードを選ぶときに大切な6つのポイント④ 穀物の有無
愛犬の健康を維持するためには、原材料に穀物が含まれないグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードを選ぶことが重要です。
※東亜における穀物起源伝承に関する一研究. 犬と穀物
http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00100104-19671100-0025
犬は穀物を消化するのが苦手な生き物です。
※犬の唾液に、アミラーゼと呼ばれる穀物に含まれるデンプンを分解する消化酵素が含まれない為、穀物を消化する力が弱い
しかし、市販のドッグフードは、犬が消化が苦手としている穀物を原材料に多く含めることで、
- 大量生産し価格を安くする
- 少ない食事量でも腹持ちをよくする
為に、主原材料に穀物を含んでいるドッグフードが多く販売されています。(特に市販のスーパーやドラッグストア、コンビニなどで購入できる価格の安い国産ドッグフードに多くみられる)
また、一部のプレミアムドッグフードの中にも、玄米や大麦、オートミールなどの穀物が原材料にさりげなく含まれるドッグフードが販売されているので注意が必要です。
穀物が含まれたドッグフードを愛犬が食べ続けると
- 胃捻転になる
- 食物アレルギーになる
- 胃腸がよわくなる
- フードを吐出す・食いつきがわるくなる
- 食欲が減り、免疫力が下がる
原因になります。
特に胃捻転になると、胃以外の臓器にも負担をかけてしまい、最悪、愛犬が亡くなるケースもあるので特に注意をお願いします。
※胃捻転 = 消化不良により胃の中にガスがたまり、胃がひねりまわってしまう病気
そのため、購入前にドッグフードの原材料を細かくチェックし、玄米や大麦、オートミールや米、とうもろこしなどの穀物が含まれないグレインフリードッグフードを基準に選ぶと、食いつきが悪くなることなく食べ続けてくれるのでおすすめです。
ドッグフードを選ぶときに大切な6つのポイント⑤ 低炭水化物
愛犬の健康を維持するためには、炭水化物量が少ない、低炭水化物/低糖質のドッグフードを選ぶのが重要です。
特に室内犬の場合、外に出て散歩することも少なく行動範囲も限定されてしまうため、カロリー消費が少なくなりがちで太りやすくなってしまう傾向があるので、できる限り
- 外にでかけて散歩する
- 室内でも運動できるように工夫する
- ドッグランに行く
など、愛犬が体を動かせるような環境づくりも大切ですが、低炭水化物の食事内容で糖質を抑えるなどの健康維持も大切です。
炭水化物の種類
分類 | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
単糖類 | グルコース(ブドウ糖) | 麺類/米/パンなどに多く含まれる |
フラクトース(果糖) | 果物などに含まれる | |
ガラクトース | 牛乳などに含まれる | |
二糖類 | スクロース(ショ糖) | 砂糖の主成分 |
マルトース(麦芽糖) | 水飴などに含まれる | |
ラクトース(乳糖) | 乳製品に多く含まれる | |
少糖類 | オリゴ糖 | ごぼうや玉ねぎなどの野菜、蜂蜜などに含まれる |
多糖類 | グリコーゲン | 肝臓や筋肉に蓄えられている成分 |
デンプン | じゃがいもや米、パスタなどの穀物類に含まれる | |
食物繊維 | さつまいもやかぼちゃなどに含まれる |
炭水化物は3大栄養素のひとつで、愛犬の健康維持や免疫力維持に必要な栄養素ですが、糖質を多くとりすぎると糖尿病や肥満の原因にもなるので低炭水化物ドッグフードを選ぶのがおすすめです。
※AAFCOの養分基準
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan1998/10/1/10_21/_article/-char/ja
また、エネルギー消費がゆるやかになるサツマイモがふくまれるドッグフードを食べると、
- 脂肪になりにくい
- 腹持ちがよくなる
メリットがあるので、原材料にさつまいもが含まれ、粗脂質が10〜15%以内で調整されているドッグフードを基準に選ぶのがおすすめです。
ドッグフードを選ぶときに大切な6つのポイント⑥ ドライフード
愛犬の健康を維持するためには、ドライタイプのドッグフードを選ぶのが重要です。
愛犬の歯の健康も維持することは、顎をしっかり使いながらたべることで、脳の活性化にもつながるので、とても大切です。
そのため、ドライフードでしっかり噛み砕いて食べることが必要になります。
やわらかいウェットフードの場合、味が濃く食いつきがいい反面、しっかり歯磨きをしないと歯間や歯茎に食べかすが残り歯周病になりやすいです。
食後のケア(歯磨きなど)が大変なだけでなく、油分が多くカロリーが高いので、給餌量を適切に守らないと愛犬の体重が増えやすくなってしまうデメリットもあります。
ですが、ドライフードの場合は、ウェットフードとは違い食べかすが歯の間に詰まることも少なく食後のケアも楽になるだけでなく、ドライフードをしっかり噛んで食べることで
- 食事量の調整がしやすく愛犬の体重が管理しやすい
- 食べごたえがあり、愛犬の食いつきがよくなる
というメリットがあります。
出典:環境省ホームページ https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/6.pdf
そのため、歯周病の予防にもなり、愛犬が食事をする楽しさを維持できるドライフードを基準にえらぶのがおすすめです。
以上がドッグフードを選ぶときに大切な6つのポイントになります。
安い価格で気軽に購入できる市販のドッグフードだけでなく一部のプレミアムフードにも安全性や犬の健康維持に関する配慮がないドッグフードもあり、
- 人工添加物を含んでいる
- 栄養バランスに偏りがある
など、注意が必要なドッグフードが多く販売されているので注意が必要です。
ドッグフードおすすめランキングBEST3
総合評価 : S |
モグワンの評価ポイント |
モグワンは動物性たんぱく質が豊富なチキンとサーモン、食物繊維が豊富なサツマイモやかぼちゃ、ビタミン豊富なリンゴやバナナ、クランベリーをバランス良く含んだ栄養満点フード。デリケートな犬の胃腸にも優しいグレインフリーで、愛犬の健康維持がしやすいと評判のおすすめドッグフードです。
|
食いつき | 栄養バランス | 安全性 |
---|---|---|
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たんぱく質量 | ヘルシーさ | 穀物の有無 |
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不使用 |
主原料 | 内容量 | フードタイプ |
---|---|---|
チキン&サーモン | 1.8kg | ドライフード |
総合評価 : S |
カナガンの評価ポイント | ||
---|---|---|
カナガンは多くの獣医師から評価を受けているドッグフードです。 モグワンより少し高たんぱくで、カロリーが高めに調整されているので、運動など身体を動かすことが大好きなワンちゃんや、痩せ気味で体重を増やしたい場合におすすめできるドッグフードです。
|
食いつき | 栄養バランス | 安全性 |
---|---|---|
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![]() |
![]() |
たんぱく質量 | ヘルシーさ | 穀物の有無 |
![]() |
![]() |
不使用 |
主成分 | 内容量 | フードタイプ |
---|---|---|
チキン | 2kg | ドライフード |
総合評価 : A+ |
ネルソンズの評価ポイント |
---|
ネルソンズも安心安全な無添加ドッグフードです。 モグワンやカナガンに比べると動物性たんぱく質量が若干少なくカロリーがやや高めのバランスで調整されており、ライフステージが限定され7ヶ月〜7歳までしか与えることができないですが、パッケージが5kg〜と大容量なので、大型犬や中型犬、激しい運動が大好きでカロリー消費が多いワンちゃんにも評価が高いプレミアムドッグフードです。
|
食いつき | 栄養バランス | 安全性 |
---|---|---|
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![]() |
たんぱく質量 | ヘルシーさ | 穀物の有無 |
![]() |
![]() |
グレインフリー |
主成分 | 内容量 | フードタイプ |
---|---|---|
チキン | 5kg | ドライタイプ |
モグワンがおすすめできる理由
カナガンもネルソンズも、品質や安全性が高いドッグフードですが、
カナガンの特徴 |
---|
|
ネルソンズの特徴 |
---|
|
などがありますが、カナガンやネルソンズのデメリットをすべて補うだけでなく、
食いつきの良さ
も実感できるのがモグワンです。
健康と食いつきの良さを目指し、食材のひとつひとつまでこだわり抜いた、海外ユーザーにも大好評の「モグワン」を一度、お試しください。
モグワンドッグフードの給餌量
- モグワンドッグフードの1日の給餌量
- モグワンドッグフードへの切替方法や注意点
モグワンドッグフードの1日の給餌量
モグワンドッグフードの給餌量については
- 子犬期の体重別
- 成犬期の体重別
それぞれ決まっています。
※パッケージ横に表記されています
ライフステージ(年齢)別給餌量表
※表がずれている場合、横にスクロール可能です
給餌量 | |||||
---|---|---|---|---|---|
子犬期 (4ヶ月〜12ヶ月) | 成犬期 (1歳〜6歳) | シニア期 (7歳〜) | |||
体重 | 1日の給餌量 | 体重 | 1日の給餌量 | 体重 | 1日の給餌量 |
1〜1.5kg | 41〜55g | 1〜1.5kg | 33〜45g | 1〜1.5kg | 24〜33g |
1.5〜2kg | 55〜68g | 1.5〜2kg | 45〜56g | 1.5〜2kg | 33〜42g |
2〜2.5kg | 68〜84g | 2〜2.5kg | 56〜68g | 2〜2.5kg | 47〜51g |
2.5〜3kg | 84〜93g | 2.5〜3kg | 68〜76g | 2.5〜3kg | 51〜57g |
3〜3.5kg | 93〜102g | 3〜3.5kg | 76〜83g | 3〜3.5kg | 57〜62g |
3.5〜4kg | 102〜110g | 3.5〜4kg | 83〜89g | 3.5〜4kg | 62〜66g |
4〜4.5kg | 110〜119g | 4〜4.5kg | 89〜96g | 4〜4.5kg | 66〜72g |
4.5〜5kg | 119〜128g | 4.5〜5kg | 96〜104g | 4.5〜5kg | 72〜78g |
5〜6kg | 128〜145g | 5〜6kg | 104〜118g | 5〜6kg | 78〜88g |
6〜7kg | 145〜163g | 6〜7kg | 118〜132g | 6〜7kg | 88〜99g |
7〜8kg | 163〜180g | 7〜8kg | 132〜146g | 7〜8kg | 99〜109g |
8〜10kg | 180〜215g | 8〜10kg | 146〜175g | 8〜10kg | 109〜131g |
10〜12kg | 215〜250g | 10〜12kg | 175〜203g | 10〜12kg | 131〜152g |
12〜14kg | 250〜285g | 12〜14kg | 203〜230g | 12〜14kg | 152〜172g |
14〜17kg | 285〜337g | 14〜17kg | 230〜273g | 14〜17kg | 172〜204g |
17〜20kg | 337〜390g | 17〜20kg | 273〜316g | 17〜20kg | 204〜237g |
20〜23kg | 390〜442g | 20〜23kg | 316〜358g | 20〜23kg | 237〜268g |
23〜27kg | 442〜512g | 23〜27kg | 358〜414g | 23〜27kg | 268〜310g |
27〜30kg | 512〜564g | 27〜30kg | 414〜457g | 27〜30kg | 310〜342g |
※大体の目安で、シニア期の給餌量については成犬期の7〜8割減が平均です。
毎日、現在の年齢と体重に合わせて決められた給餌量を与えるだけでいいので、毎日の食事量管理を楽にすることができます。また、給餌量を守ることで愛犬の健康維持も食事からサポートすることができるのでおすすめです。
モグワンドッグフードへの切替方法
フードの切り替えは失敗してしまう場面も多く、フードによって給餌量も違ってくるので飼い主側の負担が意外に大きいですよね。
また、いきなり新しいフードに切り替えてしまうと、
- そっぽを向いて食べてくれない
- 吐き出してしまう
などがトラブルになる場合が多いです。
その為、5つのパターンに合わせてモグワンドッグフードへの切り替える為の対策をとる必要があります。パターンと対策方法については以下の通りになります。
- 現在与えているフード以外食べない場合
- ウェットフードから切り替える場合
- 臭いに敏感な場合
- 偏食気味な場合
- 新しフードを警戒しやすい場合
現在与えているフード以外食べない場合
今食べているフードに慣れきってしまうと他のフードを受け付けない場合があります。その為、現在与えているフードに少しづつモグワンドッグフードを混ぜて与えるようにしましょう。
いきなりまったく新しいフードに切り替えた場合、仮に食べてくれたとしても胃がびっくりして吐き出してしまう場合がある為、注意が必要です。
また、少しづつ与える事で新しいフードの香りや食感にも慣れさせる事ができスムーズに切り替える事が可能です。
ウェットフードから切り替える場合
普段ウェットフードを与えていると、ドライフードのモグワンに切り替えた際に食感が急激に変わるため、反応がいまいちな場合があるので、徐々にドライフードに慣れさせる必要があります。
ドライフードの場合は、ぬるめのお湯を足す事でふやかし食感を変化させる事ができます。
同様に、水分量でふやかし具合を調整しながら徐々にモグワンドッグフードへ切り替えていきましょう。
臭いに敏感な場合
手のひらに一粒のせて食べさせた時に食べない等、臭いに敏感で食べてくれない場合は、フードの切り替えが大変だと思います。香りに慣れさせたい場合は、細かく粉状になるまで細かく砕いて、現在与えているフードにふりかけてみてください。
細かく砕くことで香りが緩和される為、臭いに敏感でも切り替えやすくなります。
偏食気味な場合
わがままでおやつなどの好きなものしか食べない場合は、一旦与える事をやめてみましょう。例えば30分置いて食べない場合は片付けてしまい何も与えない様にする事が必要。
「食べなければ食事ができない」と意識させる事が重要になります。根気よく続けて理解できれば食べてくれるようになる確率が高いです。
新しいフードを警戒しやすい場合
フードを切り替える際に警戒してしまうのは、室内犬・多頭飼いの犬に特に多く見られる傾向です。この場合は、香りに敏感な場合同様、フードを細かく粉状になるまで細かく砕いて今与えているフードにふりかけ混ぜてから与えるようにすると、切り替えやすくなります。
合わせて食感が苦手そうな場合は、お湯を足してふやかして与えると食べてくれやすくなります。
モグワンドッグフードのコストパフォーマンスの良さ
モグワンドッグフードを与える事で丈夫で健康体になるので、病気や怪我のリスクから遠ざける事ができます。
現在の年間平均費用は
2016年 | 前年比 | |
---|---|---|
治療費 | 57,192円 | 98.8 |
保険料 | 43,799円 | 103.0 |
”引用元 :毎年恒例! ペットにかける年間支出調査(2016年)”
"https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2016/news_0170322.html"
と高額になっていますが、健康で丈夫な体になる事で、相対的に治療費やペット保険の費用を結果的に抑える事ができ、1日あたりの食費も132円〜とコストパフォーマンスも良いフードです。
低品質で安価なドッグフードは、一袋2,000円〜と、モグワンドッグフードより安いですが、定期購入やまとめ買いする事で最大20%割引購入する事が可能ですし、
毎日の食事で健康を手に入れる事ができるので、決して高くない価格帯です。